「八日目の蝉」読みました
店長の木村です。
今日は、本の紹介です。
「八日目の蝉」
映画も公開されているのでご存じの方も多いのでは
不倫相手の赤ちゃんを誘拐
そして、3年間逃亡の後、逮捕
誘拐された子どもは成長して
妻子ある男の子どもを身ごもり・・・
でも、最後に逃亡した3年間が
本当の親子でなくとも
親と子として、
幸せな時間を過ごしたことに
気付くのですね。
この小説の半分以上が
逃亡生活を詳細に書いているのは
そのためです。
救いにならないような救いがそこにあり
ほのかな感動を呼び起こすでしょう。
なかなか読みごたえがありました。
男性像の書き方が偏っていたり
と、細かな欠点はありますが
丁寧な描写が、それを補っています。
これなら、映画も見てみたいと思いました。
それでは、また教室でお会いしましょう。